山善の一人用こたつ「YMK-105」と「YH-M105Q」は、どちらもコンパクトなサイズで、足元をじんわり暖めたいときに便利な暖房器具です。
見た目や基本的な仕組みが似ているため、「何が違うの?」「暖かさに差はある?」「電気代が安いのはどっち?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、暖房性能を大きく左右するヒーターや消費電力はほぼ同じです。
一方で、YMK-105は天板付きで一人用こたつとして使いやすく、YH-M105Qは天板が付属しないぶん小さく軽いという違いがあります。YMK-105は幅30cm、YH-M105Qは幅27cmで、重さにも約1.5kgの差があります。
この記事では、山善YMK-105とYH-M105Qの違いを、暖かさ・電気代・サイズ・使いやすさなどからわかりやすく比較します。
山善YMK-105とYH-M105Qの違いを比較

まずは、YMK-105とYH-M105Qの違いをまとめて確認してみましょう。どちらも一人で使うことを想定した小型こたつですが、サイズや重量、天板の有無などに違いがあります。
YMK-105とYH-M105Qの主な違い一覧
| 比較項目 | YMK-105 | YH-M105Q |
|---|---|---|
| タイプ | パーソナルミニこたつ | パーソナル一人用こたつ |
| 天板 | 付属 | 付属しない |
| サイズ | 約幅30×奥行30×高さ26.6cm | 約幅27×奥行27×高さ22cm |
| 重量 | 約3.9kg | 約2.4kg |
| 消費電力 | 100W | 100W |
| ヒーター | コルチェヒーター | コルチェヒーター |
| 温度制御 | サーモスタット | サーモスタット |
| 標準消費電力量・強 | 約50Wh | 約45Wh |
| 標準消費電力量・弱 | 約19Wh | 約20Wh |
| コード長 | 約3m | 約3m |
基本的な暖房性能はよく似ています。そのため、「新しいほうが大幅に暖かい」「片方だけ電気をたくさん使う」という関係ではありません。
大きな違いは天板の有無と本体サイズ
選ぶときに特に注目したいのが、天板・サイズ・重量の3点です。
YMK-105には天板が付属しているため、毛布やブランケットを掛ければ、一般的なこたつを小さくしたような感覚で使えます。
一方、YH-M105Qには天板が付属していません。そのぶん本体がひと回り小さく、約2.4kgと軽量です。
「小さなこたつとして使いたいならYMK-105」「足元暖房として手軽に使いたいならYH-M105Q」と考えると、選びやすくなります。
YMK-105とYH-M105Qの暖かさの違い

冬の暖房器具を選ぶうえで、やはり気になるのが暖かさです。YMK-105とYH-M105Qはサイズが違いますが、ヒーター部分の基本仕様は共通しています。
どちらも100Wのコルチェヒーターを搭載
YMK-105とYH-M105Qは、どちらも消費電力100Wのコルチェヒーターを採用しています。温度調節にはサーモスタットが使われており、設定に応じてヒーターが点いたり消えたりしながら温度を調節します。
一般的なリビング用こたつと比べるとかなりコンパクトなため、部屋全体を暖める暖房器具ではありません。
毛布やブランケットと組み合わせて、自分の足元を中心にほんのり暖める使い方に向いています。
足元をじんわり暖める使い方に向いている
一人用こたつの良いところは、必要な場所だけを効率よく暖めやすいことです。
例えば、リビングで読書をするときや、ソファでくつろぐとき、デスクワーク中に足元が冷えるときなどに使いやすくなっています。
温風を吹き出すファンヒーターとは違い、風が直接体に当たるタイプではありません。暖かさの感じ方は比較的おだやかなので、「熱風ではなく、足元をじんわり暖めたい」という方と相性が良いでしょう。
なお、こたつは使い方によっては低温やけどにつながる可能性があります。長時間同じ部分を暖め続けず、就寝用暖房器具としては使用しないようにしましょう。
暖かさだけで選ぶなら大きな差はない
YMK-105とYH-M105Qのどちらも100Wのコルチェヒーターを採用しているため、暖かさそのものを理由に一方を選ぶ必要性はそれほど高くありません。
むしろ重要なのは、どのような状態で使うかです。
毛布やブランケットで暖気が逃げにくいようにすると、暖かさを感じやすくなります。一方、何も掛けずに開放した状態で使用すると、こたつ本来の使い方より暖気が逃げやすくなります。
そのため暖かさを重視する場合も、単純な型番の違いより、設置場所や毛布の掛け方を意識することがポイントです。
YMK-105とYH-M105Qの電気代を比較

暖房器具は冬の間に長時間使うことも多いため、電気代もチェックしておきたいところです。YMK-105とYH-M105Qは、定格消費電力についてはどちらも100Wです。
消費電力はどちらも100W
YMK-105とYH-M105Qの定格消費電力は、どちらも100Wです。
ただし、100Wのヒーターが常に最大出力で動き続けるわけではありません。
サーモスタットによってヒーターの通電を調節するため、実際の平均的な消費電力量は設定や室温、毛布の掛け方などによって変わります。
定格消費電力だけを見ると、両モデルの電気代には大きな差が出にくいと考えられます。
強・弱運転時の消費電力量を比較
| 設定 | YMK-105 | YH-M105Q |
|---|---|---|
| 強 | 約50Wh | 約45Wh |
| 弱 | 約19Wh | 約20Wh |
強設定ではYH-M105Qのほうがわずかに少なく、弱設定ではYMK-105のほうがわずかに少なくなっています。
ただし、この程度の差であれば、電気代だけを理由にどちらかを選ぶ必要はほとんどありません。
実際の消費電力量は室温などの使用条件によっても変わるため、「YH-M105Qのほうが必ず安い」「YMK-105のほうが必ず節電になる」とは言い切れない点にも注意しましょう。
電気代を抑えながら使うポイント
電気代をできるだけ抑えたい場合は、必要以上に強設定で使い続けないことが大切です。
最初は強めにして暖め、十分に暖かくなったら弱めに調節すると使いやすいでしょう。
また、こたつは暖気を外に逃がさないことも重要です。毛布やブランケットを適切に掛けることで暖かさを保ちやすくなり、必要以上に温度を上げずに済みます。
「自分の周りだけを暖めたい」という用途では、100Wクラスの一人用こたつは使いやすい選択肢といえます。
YMK-105とYH-M105Qのサイズ・重さを比較

一人用こたつは、リビングやデスク下など限られたスペースで使うことが多いため、サイズも重要です。2機種を比べると、YH-M105Qのほうがひと回りコンパクトです。
YH-M105Qのほうがコンパクト
| サイズ | YMK-105 | YH-M105Q |
|---|---|---|
| 幅 | 約30cm | 約27cm |
| 奥行 | 約30cm | 約27cm |
| 高さ | 約26.6cm | 約22cm |
YH-M105Qは、幅と奥行がYMK-105より約3cm小さく、高さも低めです。
数cmの差なので数字だけでは小さく感じますが、デスク下など狭い場所では違いを感じやすいポイントです。
「できるだけ場所を取らないものが欲しい」という場合は、YH-M105Qが選びやすいでしょう。
YH-M105Qは約1.5kg軽い
重量はYMK-105が約3.9kg、YH-M105Qが約2.4kgで、約1.5kgの差があります。
一度設置して同じ場所で使うだけなら、それほど大きな問題にはなりません。
しかし、「昼はリビング、夜は自室」「仕事をするときだけデスク下に移動」といった使い方をするなら、軽いYH-M105Qのほうが扱いやすく感じられるでしょう。
デスク下や収納のしやすさもチェック
オフシーズンの収納も考えるなら、本体が小さいYH-M105Qにはメリットがあります。
クローゼットや押し入れの空いたスペースに収納しやすく、必要なときだけ出して使うスタイルにも向いています。
一方、YMK-105は少し大きいものの、天板を含めても一般的なこたつよりかなりコンパクトです。
常設するならYMK-105、出し入れや持ち運びを重視するならYH-M105Qという選び方もできます。
YMK-105とYH-M105Qは天板の有無が違う

両モデルを比較するときに、もっとも分かりやすい違いが天板です。ここは使い方に直接影響するため、購入前にしっかり確認しておきましょう。
YMK-105は天板付きでミニこたつとして使いやすい
YMK-105には天板が付属しています。毛布やブランケットを本体に掛け、その上に天板を載せることで、小さな一人用こたつとして使いやすい構造になっています。
座椅子やクッションと組み合わせて、読書をしたり、スマートフォンを使ったりしながら暖まりたい方には便利です。
ただし、天板が小さいため、一般的なこたつテーブルのような広い作業スペースを期待する製品ではありません。
「足元暖房に、ちょっとした天板も欲しい」という方にちょうどよいモデルです。
YH-M105Qは天板なしで足元暖房向き
YH-M105Qは、天板が付属していません。取扱説明書にも天板が付属しないことが明記されています。
そのため、テーブルとして使うことを目的とするより、毛布などを掛けて足元を暖める使い方に向いています。
すでにデスクやテーブルがあり、その下で使用するのであれば、天板がなくても不便を感じにくいでしょう。
余計なものを増やさず、シンプルな足元暖房として使いたい方にはYH-M105Qが向いています。
天板が必要かどうかで選びやすい
| 使い方 | おすすめ |
|---|---|
| 毛布を掛けて小さなこたつとして使いたい | YMK-105 |
| 天板にちょっとした物を置きたい | YMK-105 |
| デスク下で足元だけ暖めたい | YH-M105Q |
| 小ささ・軽さを優先したい | YH-M105Q |
暖房性能が近い2機種だからこそ、最終的には「天板を使うかどうか」が選択の大きな分かれ目になります。
YMK-105とYH-M105Qの使い勝手を比較

毎日のように使う暖房器具では、暖かさだけでなく操作しやすさも重要です。YMK-105とYH-M105Qは、基本的な操作方法についてはよく似ています。
温度調節や中間スイッチは共通
どちらもサーモスタット式の温度調節に対応し、電源コードには中間スイッチが付いています。
本体まで手を伸ばさなくても電源の入り切りができるため、日常的にも扱いやすい仕様です。
温度は使用環境に合わせて調節できるので、寒い日は強め、暖まってきたら弱めといった使い方ができます。
約3mの電源コードで設置しやすい
電源コードの長さは、どちらも約3mです。
コンセントのすぐ近くに本体を置けない場合でも、比較的設置場所を決めやすくなっています。
ただし、安全のため電源コードを束ねたまま使用したり、無理に曲げたり、家具などで踏みつけたりしないようにしましょう。
持ち運びやすさはYH-M105Qが有利
操作性には大きな差がありませんが、持ち運びについては約2.4kgのYH-M105Qが有利です。
暖房器具を季節によって収納したり、家の中で頻繁に移動したりする方には扱いやすいでしょう。
対してYMK-105は天板付きなので、持ち運びやすさより「一人用こたつとしての使いやすさ」を重視したモデルと考えると分かりやすいです。
YMK-105とYH-M105Qの共通点

ここまで違いを中心に紹介してきましたが、YMK-105とYH-M105Qには共通している部分も多くあります。暖房の基本性能については、かなり近い2機種です。
コルチェヒーターを採用
両モデルとも、発熱部分にはコルチェヒーターを採用しています。
一人用こたつの内部を暖めるためのヒーターで、定格消費電力はどちらも100Wです。
そのため、ヒーター性能を比較して一方だけが明確に上位という関係ではありません。
サーモスタットで温度を調節
どちらも可変式サーモスタットによって温度を制御します。
設定した温度に合わせてヒーターの通電を調節する仕組みなので、使用中にヒーターが点いたり消えたりすることがあります。
これは正常な動作であり、一定の温度を保つための仕組みです。
安全装置を搭載
YMK-105とYH-M105Qには、本体側の温度ヒューズと電源コード側の電流ヒューズが搭載されています。
ただし、安全装置があるからといって、どのような使い方でも問題ないわけではありません。
説明書に沿って使用し、使用しないときは電源を切る、電源コードを傷めない、就寝中には使用しないなど、基本的な注意事項を守ることが大切です。
一人用の補助暖房として使いやすい
どちらも大型こたつの代わりというより、一人分のスペースを効率よく暖めるための補助暖房として使いやすい製品です。
エアコンだけでは足元が寒いときや、部屋全体を暖めるほどではないときに活躍します。
在宅ワークや読書、テレビを見る時間など、冬のさまざまな場面で取り入れやすいでしょう。
山善YMK-105がおすすめな人

YMK-105は、天板が付属していることを活かして、一人用こたつらしい使い方をしたい方に向いています。暖房性能だけでなく、使い方の幅を重視する場合に選びやすいモデルです。
天板付きの一人用こたつが欲しい人
「普通のこたつは大きすぎるけれど、自分一人で暖まれる小さなこたつが欲しい」という方にはYMK-105がおすすめです。
30cm四方ほどのコンパクトサイズなので、リビングの一角や自室にも置きやすくなっています。
一人用こたつとして完成した形で使いたいなら、YMK-105のほうが選びやすいでしょう。
天板を活用して使いたい人
YMK-105の特徴は、やはり天板が付属していることです。
広いテーブルとして使う製品ではありませんが、一人でくつろぐ際に使える小さな天板が欲しい場合には便利です。
ただし、熱い鍋ややかんなどを直接置くことは避け、取扱説明書に沿った使い方をしましょう。
同じ場所に置いて使うことが多い人
YMK-105は約3.9kgあるため、YH-M105Qよりは重くなります。
とはいえ大型こたつと比べればコンパクトなので、リビングや自室など決まった場所に置いて使う場合には、大きな負担になりにくいでしょう。
「持ち運びやすさより、天板付きの使いやすさを優先したい」という方にYMK-105がおすすめです。
山善YH-M105Qがおすすめな人

YH-M105Qは、できるだけ小さく軽い一人用こたつを探している方に向いています。天板が必要ない場合は、コンパクトなYH-M105Qのメリットを感じやすいでしょう。
コンパクトさを重視する人
YH-M105Qは幅約27cm、奥行約27cm、高さ約22cmと非常にコンパクトです。
部屋が狭い場合や、家具のすき間に収納したい場合でも扱いやすいサイズです。
一人用こたつを置きたいけれど、できるだけ圧迫感を出したくない方に向いています。
デスク下の足元暖房として使いたい人
すでにデスクやテーブルがある場合、別途天板が付いていなくても困らないことがあります。
デスク下に置いて毛布やひざ掛けなどと組み合わせれば、足元の冷え対策として使いやすくなります。
「テーブル機能はいらないので、暖房としてシンプルに使いたい」という場合はYH-M105Qを検討しやすいでしょう。
軽くて持ち運びやすいモデルが欲しい人
重量約2.4kgという軽さもYH-M105Qのメリットです。
部屋を移動して使ったり、必要なときだけ収納場所から取り出したりする場合は、約3.9kgのYMK-105より負担を抑えやすくなります。
コンパクトさと軽さを最優先するなら、YH-M105Qのほうがおすすめです。
山善YMK-105とYH-M105Qの違いまとめ
山善YMK-105とYH-M105Qは、どちらも100Wのコルチェヒーターを搭載した、一人用のコンパクトなこたつです。
暖かさや消費電力など基本的な性能はよく似ていますが、天板の有無や本体サイズ、重量にははっきりとした違いがあります。
| 重視するポイント | おすすめモデル |
|---|---|
| 天板付きで使いたい | YMK-105 |
| 一人用ミニこたつらしい使い方をしたい | YMK-105 |
| 小ささを重視したい | YH-M105Q |
| 軽さ・持ち運びやすさを重視したい | YH-M105Q |
| 暖かさを重視 | 大きな差はない |
| 電気代を重視 | 大きな差はない |
天板付きならYMK-105がおすすめ
YMK-105は、天板が付属していることが最大の特徴です。
毛布を掛けて自分専用のミニこたつとして使いたい方や、少し大きめでも使い勝手を優先したい方に向いています。
「小さなこたつが欲しい」というイメージに近いのはYMK-105です。
コンパクトさと軽さならYH-M105Qがおすすめ
YH-M105Qは、YMK-105よりひと回り小さく、約1.5kg軽いことが特徴です。
天板が必要なく、デスク下などで足元を暖めることを中心に考えているなら、YH-M105Qのほうが使いやすいでしょう。
収納や持ち運びの負担も抑えやすいため、必要なときだけ出して使いたい方にも適しています。
暖かさや電気代には大きな差がない
どちらも消費電力100Wで、同じコルチェヒーターとサーモスタット式の温度制御を採用しています。
標準消費電力量にも大きな差がないため、暖かさや電気代よりも「天板の有無」「サイズ」「重量」で選ぶほうが失敗しにくいでしょう。
迷った場合は、天板付きで一人用こたつとして使いたいならYMK-105、コンパクトで軽い足元暖房を求めるならYH-M105Qという基準で選ぶと、自分に合ったモデルを見つけやすくなります。

